Macの買い替えを考えるタイミングって、人によって全然違いますよね。
動作が遅くなった時。
バッテリーの減りが早くなった時。
新しいチップが出て気になった時。
どのきっかけも間違いではありません。
ただ、Macは高価な製品だからこそ「今が買い替えどきなのか」をじっくり考えたくなります。
今回は、Apple製品をずっと使ってきた僕の経験をもとに、
Macの買い替えを検討するときに考えておきたいポイントをまとめてみました。
今使っているMacの不満を整理してみる
目次
まず最初に考えたいのは、「なぜ買い替えたいと思ったのか」ということです。
なんとなく古くなった気がするからではなく、
どんな部分に不満があるのかをはっきりさせると見えてくるものがあります。
起動が遅い、アプリの立ち上がりがもたつく、ファンの音が大きい、ストレージが足りない、など。
こうした不満の中には、買い替えなくても改善できることが意外と多いんです。
例えば、起動が遅い場合は不要なアプリを整理したり、
外部SSDを使って容量の負担を減らすだけでかなり変わります。
ファンの音が気になる時は、
CPUに負担をかけているアプリを見直したり、macOSをクリーンインストールするのも効果的です。
つまり、買い替えの前に「今のMacを整えてみる」というのもひとつの手なんです。
それでスッキリすれば、あと1〜2年は十分現役で使えるかもしれません。
チップの進化をちゃんと見る
Appleシリコンが登場してから、Macはチップの世代ごとに性能が大きく変わるようになりました。
M1からM2、M3、そして今ではM4チップのMacが登場しています。
進化のスピードが本当に早くて、
M1からM4に乗り換えると「別のパソコンみたい」と感じる人も多いです。
M4チップは特にAI処理やGPU性能が強化されていて、
動画編集や3D制作をする人にはかなり魅力的です。
でも、もし普段やっていることが
「ネット検索」「資料作成」「メール」「音楽を流す」くらいであれば、
M1でもまったく問題ありません。
Appleシリコンのすごいところは、古い世代でも快適に動き続ける安定性です。
だから「新しいチップが出たから買い替えたい」という理由だけで急ぐ必要はありません。
作業内容に合わせて選ぶ
Macを買い替えるときに大事なのは、「何に使うか」です。
性能の高さだけで選ぶよりも、
自分の使い方に合っているかで考えると後悔しにくくなります。
文章作成や事務作業が中心の人
PagesやWord、Notionなどを使って文章を書いたり、
表計算や資料を作ることが多いなら、M1でも十分快適です。
むしろ軽くて静かなMacBook Airを選んだ方が、取り回しがよくて使いやすいと思います。
写真・動画編集をする人
LightroomやFinal Cut Proを使う人はGPU性能が重要です。
M3 ProやM4 Proのモデルを選ぶと、書き出し時間が圧倒的に短くなります。
動画編集はデータも大きくなるので、メモリとストレージはケチらない方がいいです。
16GB以上のメモリと、1TBくらいのストレージを選ぶと長く安心して使えます。
複数のアプリを同時に使う人
Zoom、Slack、Canva、Figmaを立ち上げてブラウザも開くような人は、
M4 ProモデルのMac miniやMacBook Proが最適です。
メモリが多いほど同時作業が快適になります。
メモリとストレージは余裕を持って
Macの購入で一番多い後悔が、「最低構成にしてしまったこと」です。
特にストレージは後から増設できません。
「256GBでもいけるかな」と思って買って、
半年後に「容量が足りない…」となる人はかなり多いです。
もし長く使うつもりなら512GB以上、
動画編集をするなら1TBを選んでおくのがおすすめです。
メモリも同じで、8GBと16GBの差はかなり大きいです。
Safari、メール、画像編集アプリを同時に使うだけでもメモリは意外と使います。
余裕を持って選んでおいた方が快適に使い続けられます。
デザインと体験の違い
AppleのMacは、性能だけでなく「使う体験」が進化しているのも魅力です。
新しいMacBook Airは軽くて静か、バッテリーも長持ちします。
キーボードの打ち心地も改良されていて、タイピングがすごく気持ちいいです。
M4世代では発熱も少なく、ファンレス設計でも十分な性能を発揮しています。
デスクで使うなら、Mac miniもおすすめです。
コンパクトなのにパワーがあり、静音性も抜群。
外部モニターと組み合わせることで、自分の理想のデスク環境をつくれます。
価格とリセールバリューを考える
Macを買い替えるときは、価格だけでなくリセールバリューも大事です。
Apple製品は中古市場での人気が高く、
状態が良ければ3〜4年使っても高値で売れることが多いです。
つまり、買い替えは「出費」ではなく「資産の入れ替え」なんです。
古いMacを下取りに出して新しいモデルを買えば、
実質負担を減らしながら常に最新の環境をキープできます。
Apple公式の下取りサービスも便利ですし、
専門の中古買取業者を使えばもう少し高値で売れることもあります。
M4チップ搭載Macの注目ポイント
2025年の今、注目されているのがM4チップ搭載のMacです。
特にMacBook ProとMac miniが話題になっています。
M4 ProではCPUもGPUも強化されていて、
AI処理能力も大幅にアップしています。
動画編集やライブ配信、音声制作などをする人にとっては、
かなり魅力的な選択肢です。
中でもMac mini M4 Proモデルは、性能と価格のバランスがよく、
コスパ最強といっても過言ではありません。
静音性も高く、外部ディスプレイやデスクガジェットとの相性も抜群です。
まとめ
Macの買い替えは、「性能」や「価格」だけで決めるものではありません。
今の作業スタイル、やりたいこと、そして自分の気分も含めて考えるのが大事です。
古いMacをメンテナンスしてもう少し使うのも良い選択ですし、
思い切って新しいMacを迎え入れるのもまたワクワクします。
大切なのは、「自分にとってちょうどいいMacを選ぶこと」。
どんな選択をしても、Apple製品の世界はきっとあなたの作業時間を豊かにしてくれるはずです。
