iPad Proを使う理由は僕はメモリにあると思います
最近のiPadはどれも性能が高くなってきていて、
正直どれを選んでも日常的な作業には困らない時代になってきました
ただ、
それでも僕がiPad Proを選び続けているのには理由があります。
その中でも一番大きいのがメモリの多さなんです。
日々の使用感に直結するこの要素は、
スペック表だけではなかなか伝わりにくいですが、
実際に使い込むほどに違いが見えてきます。
iPad Proのように余裕をもって動作してくれる端末に触れると、
「もう戻れない」と感じる瞬間が確実にあるんです。
iPadのメモリ事情を比較
目次
まず、
2021年以降のiPadラインナップでのメモリ容量を簡単にまとめてみます。
- iPad(無印) 3GB〜4GB(モデルにより変動)
- iPad mini 4GB
- iPad Air(M1搭載以降) 8GB
- iPad Pro(M1/M2/M4モデル) 8GB〜16GB(ストレージ容量に依存)
- iPad Pro(M4) 12GB(2024年モデルでは標準搭載)
2024年に登場したM4チップ搭載のiPad Pro(いわゆる第7世代)は、
最初からメモリが12GBに増量されています。
これは、
ストレージに関係なくすべてのモデルに標準で搭載されており、
まさにプロユースを意識した構成です。
一方で、
従来のM1やM2搭載のiPad Proは、
基本が8GBスタートで、
1TB以上のストレージ構成を選ぶことで16GBへと増やすことが可能です。
つまり、
Airなどのミッドレンジモデルとスペック上は同等に見えても、
構成によって大きく差が出るということになります。
そして、
ここが非常に重要な点なのですが、
iPadのメモリは後から増設することができません。
つまり、
購入時に選んだスペックがそのまま最後まで付き合うことになるんです。
そのため、
今後の使用スタイルを見越して、
最初から余裕のあるメモリ構成を選ぶことがとても大事なんですよね。
iPadをただのタブレットとして見るなら8GBでも十分に感じることがあると思いますが、
iPadをPCライクに使いたい人ほど、
このメモリ差は効いてくるんです。
アプリの同時起動や、
長時間使っているときの安定感は、
数字以上の快適さを生み出します。
特に、
重たいアプリを何個も立ち上げているような場面では、
違いがはっきりしてきます。
メモリが多いと何が変わるのか
メモリというのは、
アプリを一時的に記憶しておく作業スペースのようなものです。
このスペースが狭いと、
アプリはすぐにその情報を捨ててしまいます。
その結果、
再度アプリに戻ったときに再読み込みが発生したり、
状態が失われたりするんです。
たとえばSafariで調べものをしていて、
30分後にまた戻ったときにタブが再読み込みされていたりします。
これはメモリが足りていないときによく起こる現象なんです。
また、
Stage Managerを使って複数のウィンドウを表示しているときも同じで、
複数アプリを切り替えるたびに読み込み直しになると、
流れが途切れてしまいます。
そしてその瞬間に、
タブレットではなくただのガジェットだと感じてしまうんです。
実際の使用例で感じたメモリの恩恵を紹介
僕はブログを書いたり、
写真を加工したり、
メモを整理したりと、
日常的にいろんな作業をiPad Proでこなしています。
以下は普段の作業フローの一例です。
- Safariで調べ物をしながら
- Notionで記事の構成を組み立てて
- Affinity Photoでサムネイルを作って
- Pixelmatorで明るさや彩度を調整して
- Stage Managerで各アプリを並べて作業し
- Apple Pencilを使って手書きメモも同時進行
こういう使い方をしていると、
アプリ同士の行き来が非常に多くなります。
このときにメモリが足りないと、
行ったり来たりするたびにアプリが強制終了したり、
編集途中の画像が読み込み直されたりしてしまいます。
でも、
16GBのiPad Proなら、
すべてのアプリが状態を保ったまま動き続けてくれるんです。
この「作業が途切れない」感覚こそ、
創作に集中できる大きな理由です。
マルチタスクでの違いが大きすぎる
iPad Proの魅力のひとつはマルチタスク性能にあります。
とはいえ、
それを快適に実現できるかどうかはメモリ次第なんです。
例えばiPad AirでもStage Managerは使えますが、
メモリが8GBだと3〜4つ目のアプリを開いた時点でどれかが落ちることがあります。
一方、
iPad Proの16GBモデルなら、
5〜6個アプリを開いても全く問題ありません。
外部ディスプレイに接続して、
片方でブラウジング、
もう片方で動画を流しながら、
メイン画面でノートを取りつつ画像を編集する。
こんなパワフルな動きができるのはiPad Proだからこそなんです。
ストレスがなくなるだけで作業時間が短縮される
アプリが落ちない、
状態が戻らない。
それだけで毎日のストレスがぐっと減ります。
これまでは「戻ってきたらまたやり直し」が当たり前だった作業が、
そのまま続けられることが当たり前になるんです。
そうすると集中力の持続時間も伸びて、
結果として作業スピードも上がるんです。
つまり、
メモリが多いというのはただ快適になるだけじゃなく、
効率や生産性にも直結してくるんですよね。
メモリは未来への保険でもある
iPadOSは年々進化していますし、
今後もっと本格的なアプリや機能が追加されてくると思います。
たとえばFinal Cut ProやLogic Proのような重たいアプリが、
もっと軽やかに動くようになってくる可能性もあります。
そのときに、
すでに十分なメモリを搭載していると、
買い替える必要が減るんですよね。
これは将来の自分への保険ともいえると思っています。
メモリの多さは、
単なるスペックではなく「時間の価値」を守る投資なんです。
iPadを本気で使いたい人こそメモリにこだわってほしい
iPadを趣味やライトな用途で使うだけなら、
確かにそこまでメモリにこだわる必要はないと思います。
でも、
仕事に使いたい、
学習のメイン端末にしたい、
デザインや制作を本気でやりたい——。
そう思っている人ほど、
メモリは絶対に見逃しちゃいけないポイントです。
最初に少しだけ奮発するだけで、
後から得られる快適さと効率は圧倒的に違います。
そしてそれが、
毎日の作業にモチベーションを与えてくれるんです。
結論 メモリを制する者がiPadを制する
もちろん、
すべての人に16GBが必要というわけではありません。
でも、
iPadを本気でメインマシンとして使いたいと考えているなら、
メモリは妥協しないほうがいいと思います。
iPad Proの価格は決して安くありませんが、
それだけの価値があります。
僕がiPad Proを選び続ける最大の理由は、
安心して作業できるメモリの余裕にあります。
スペック表では見えにくいですが、
体感ではっきりと違いが分かります。
だからこれからも、
iPad Proを使い続けていきたいと思います。

